2021/06/28
介護士ならではの履歴書の書き方
介護士として転職活動している方の中には「履歴書の書き方」や「志望動機」で悩んだ経験はございませんか?
今回は基本的な書き方はもちろん、介護士ならではの志望動機や自己PRなどを詳しくご紹介していきます。是非、一度ご一読ください。
●もくじ
1.履歴書の基本的な書き方
2.あなたは本当に知っている?基本項目の書き方
3.どのように書いたら採用者の心に響く?志望動機・自己PR作成のポイント
4.絶対書いちゃダメ!NGな履歴書の書き方
5.よくある質問
6.最後に
1.履歴書の基本的な書き方
・丁寧に文字を書く
字の上手い・下手ではなく、読みやすさを意識し、誤字脱字がないように書くことを心掛けましょう。
メモを取るような走り書きや、不自然な日本語になっていないか気をつけましょう。
・志望動機は前向きに具体的に
応募先を希望する理由と転職する理由をいかに具体的に書けるかがポイントです。
ネガティブな内容を記載しないように気を付けましょう。
・最後に見直しをする
記載漏れがないか、最後に履歴書全体を見直ししましょう!
日付や電話番号、メールアドレスは間違いやすいです。きちんと確認しましょう。
2.あなたは本当に知っている?基本項目の書き方
①日付
間違えやすいのが「履歴書を書いた日」ではなく、「提出する日」を記入すること。
郵送の場合はポストに投函する日付、面接時に直接持参する場合はその日付となります。
西暦・和暦は、履歴書全体で日付に書いたものに統一して表記するようにしましょう。
②氏名
氏名は大きく丁寧に記載しましょう。
また、姓と名の間は少し空白をあけて書くと、採用担当者の方が読みやすくなります。
ふりがなは書類に応じて、カタカナにするかひらがなにするかが異なるので注意しましょう。
③年齢
記入日の自分の満年齢。
記入日と送付日が異なる場合、送付日の方を優先。
④住所
現住所は必ず都道府県から書き、アパート・マンション名、部屋番号なども省略せずに記入します。正しい情報を記載しましょう。
番地の書き方は「〇〇町1-2-3」という書き方ではなく、「〇〇町1丁目2番3号」と省略せずに書きます。
ふりがなは、番地以外の漢字だけにふるようにしましょう。
⑤電話・メール
確実に連絡がつく番号を記載しておくといいでしょう。
固定電話が自宅にない場合は、携帯電話のみの記載でも構いません。
⑥写真
基本は3カ月以内に撮影した写真を使用します。
サイズは履歴書にあわせますが、一般的には横2.4〜3cm、縦3.6〜4cmです。写真の裏には必ず氏名を必ず記入しましょう。
履歴書は正式書類だということを念頭に、服装は襟付きの白のシャツやスーツ等で、メイクは薄く、髪をまとめるなど清潔感を第一に心がけましょう。
スーツなどが用意できない場合は、必ず黒や濃紺系のジャケットを着用しましょう。
⑦学歴・職歴
書き方のルールとしては、一行目の中央には「学歴」と記載してください。「学歴」の記載が終わった次の行の中央に「職歴」、最後に「現在に至る」と記入します。最終職歴の次の行で右詰めに「以上」と記入することも忘れずに。
基本的に学歴は高校卒業からの記載で構いません。
抜け漏れがないように気をつけながら、学校名などは正式名称で書きましょう。(高校→高等学校など)
たとえ学校名が長くなったとしても、学部や学科名などは略さずに正式名称を書きます。
職歴については、正しい時系列で、法人名も省略せずに正式名称を記入します。
【介護士ならではポイント!】
「貴院」「貴法人」「貴社」
書き言葉。主に履歴書や職務経歴書で使用しましょう。病院の運営母体が医療法人や社会福祉法人などの場合は「貴法人」、民間企業が運営する企業立病院の場合は「貴社」と記載します。
「御院」「御法人」「御社」
話し言葉。主に面接のときに使用しましょう。病院の運営母体が医療法人や社会福祉法人などの場合は「御法人」、民間企業が設置する企業立病院の場合は「御社」と伝えます。
⑧免許・資格
【介護士ならではポイント!】
資格名は必ず正式名称で書き、末尾に「取得」と加えます。
<正しい名称>
ホームヘルパー2級⇒訪問介護員2級養成研修課程修了
介護職員初任者研修⇒介護職員初任者研修課程修了
ケアマネージャー⇒介護支援専門員
複数の資格を持っている場合は、取得した順に書いていきます。記入欄に書ききれない場合は、業務に活かせるものを優先して書きましょう。
この場合も、表記は西暦か和暦に統一します。
年月は試験合格日ではなく、証書に書かれている年月となりますので注意しましょう。
現在取得に向けて勉強中であるならば、取得予定時期を含めて記載しておきます。採用する側から求められているスキルを見極めて、最大限にアピールしましょう。
(例)○○資格取得のために勉強中 など
⑨本人希望欄
【介護士ならではポイント!】
ここに書く内容は、
・希望の雇用形態
・応募求人に勤務地が複数ある場合、希望する地方。
・非常勤の場合の勤務時間・曜日の希望もここに記入します。
待遇や給与などの条件面は履歴書ではなく、面接にて口頭で伝える方が好印象です。
もし特記するべき希望が無い場合でも、空白ではなく「貴法人(貴社)の規定に従います。」と書くようにしましょう。
3.どのように書いたら採用者の心に響く?志望動機・自己PR作成のポイント
履歴書を作成するにあたり、頭を一番悩ませるのは「志望動機」と「自己PR」欄かと思います。
ここでは、そんなお悩みを解決する書き方をお教えします。
志望動機を書く時は、現在の勤務先から応募先への転職をする理由について、そして、応募先を志望する理由にポイントを絞って簡潔に、そして熱意が伝わるように記載するといいでしょう。文量としては、最低でも記入欄の半分以上は埋めるようにしましょう。
ポイント1 なぜその職場で働きたいかを考えてみよう!
「他の施設(病院)ではなく、なぜそこで働きたいのか」という点は志望動機を書く上で大きなポイントになるでしょう。
魅力を感じた事や自身の経験がいかせると思った点など、採用側が納得いくような内容を考えるとよさそうです。
ポイント2 前向きな転職かどうかは大事!
転職理由は、採用担当にとって特に気になるポイント。ネガティブな表現ではなく前向きな言い回しをするように心がけ、志望動機がその理由につながるようにしましょう。
前職での不満をそのまま伝えるのは、採用担当者の方に与える印象もよくないでしょう。
そのため転職理由を書く時には、転職が前向きなことであることが伝わるように書くことを意識しましょう。
注意する点は、応募先の志望理由とはきちんと区別して書くことです。
ポイント3 応募先ならではの、特徴や魅力を見極めてアピール!
「なぜウチなのか?」に答えられないと、どれだけキャリアがあっても志望動機のインパクトが弱くなります。応募先ホームページなどをしっかりとチェックし、社風や理念、口コミなどを見た上で、その魅力を取り込んで、熱意や意気込みをアピールするのが良いでしょう。
文章にする際には、
・どれだけの熱意があるのか
・どこに惹かれたのか
・スキルや経験をどのように生かしていきたいか
以上の点を意識し、簡潔に伝えることが大切です。
4.絶対書いちゃダメ!NGな履歴書の書き方
履歴書を作成する際に陥りがちなNG記載などについて確認しておきましょう。
●写真編
・体や目線が正面を向いていない
・背景が白または無地でない
・1人で写っていない(友達などと写っている)
・目立つピアスやアクセサリーを付けている
・髪のカラーが明るすぎる
●志望動機編
「給与が良い」「勤務時間が3時間でよいと聞いたから」「週2日からでも良いと聞いたから」などの理由をただ書いてしまうのはNGです。
これは採用側に対して、「条件さえ良ければ、どこでもいいのでは?」という印象を与えてしまう恐れがあります。
また、条件面のみに固執すると、大切な面接が「条件の確認」で終わってしまう危険性もあります。
●本人希望記入編
時給や通勤手当、残業などに関することは履歴書に書かないほうがよいでしょう。
「勤務条件は、貴法人(貴社)の規程に従います」と書き、給与など待遇面での希望については記入せず、面接のときに話しましょう。
5.よくある疑問
【Q】介護士以外の職歴がある場合記入すべき?
【A】もちろん、別の業界職種での経験がある場合も職歴を記載しましょう。
むしろ、採用担当者としては離職期間に空白の期間があることの方が気になります。
別職種で得た経験を介護の現場で活かしたいというのもアピールポイントに
繋がるケースも大いにあるでしょう。
3カ月以上の離職期間がある場合は、その期間何をしていたのか、
自己PR部分で説明を加えましょう。
離職期間中に資格取得やスキルアップに繋がる取り組みなどはありませんか?
たとえ、具体的な資格名が挙げられなかったとしても、本を読んだり、WEBで調べたりと
アピールに繋がる取り組みがなかったか?を探して、記載してみましょう。
6.最後に
では、気になる「お金」や「条件面」の話はどんなタイミングで採用側に伝えればいいの?
という不安な声もあるかと思います。
そんなときは、
あしたの介護看護のキャリアアドバイザーが
親身に対応致します。
面接で聞きにくいことも、アドバイザーが事前に確認してくれます。
履歴書の添削はもちろん、応募先に合わせた面接対策もマンツーマンで行うので、是非お気軽にご相談ください。